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実写版【魔女の宅急便】映画のネタバレ感想:キキ、村八分にあう。

数年に一回は放送してる気がするジブリ版『魔女の宅急便』を子供の頃から何回見たことでしょう。

思い入れが強いとか以上に、ずーっと昔っから見てきたアニメ作品です。

だから別物とは分かってても比べないで見るのは難しいかなと思って、当時見ませんでしたが、ついに見ちゃいました。

それでは、実写版がどんな風になっていたのか?今さら振り返ってみます。

※感想はネタバレありなので、鑑賞前の方はご注意ください。

実写版【魔女の宅急便】作品情報

映画情報

製作年2014年
上映時間108分
監督清水崇

清水監督の過去作品は、呪怨シリーズなど。

今作は魔女だけど、ファンタジーなキラキラした世界ではなさそうですよねw

出演者と登場人物

主演の小芝風花さんは、オーディションでキキ役をゲットしたそう。脇役も豪華です。

  • 小芝風花(キキ)
  • 広田亮平(トンボ)
  • 尾野真千子(おソノ)
  • 宮沢りえ(キキの母)
  • 筒井道隆(キキの父)
  • 山本浩司(フクオ・おソノの夫)
  • 新井浩文(ナヅル・動物園の飼育員)
  • 吉田羊(すみれ・コリコの住民)

尾野真千子さんのおソノさんは、想像しやすいですね!

キキの母が宮沢りえさんっていうのは、想像がつかなくて楽しみでした。

実写版【魔女の宅急便】あらすじ

13歳になった魔女の血を引く少女キキは、掟に従い、一人前の魔女になるため修行の旅に出る。黒猫ジジと一緒にほうきに乗って旅立った彼女は、やがてたどり着いた海辺の町コリコで、パン屋のおソノのもとに居候することに。そこで空飛ぶお届けもの屋「魔女の宅急便」を始めたキキだったが……。

出典:映画.com

あらすじ見ると、アニメ版とほぼ一緒な感じですね。

ストーリーは確かに同じような流れですが、内容は全然違いました。

実写版【魔女の宅急便】ネタバレ感想

旅に出るまではよかった

撃沈した…つっこみながら見ないと、気になって仕方ない部分が多かった。

まずキキが登場して、魔女の母と人間の父と暮らしてる時は良い感じでした。

小道具とかにもワクワクして「小物とか植物とか魔女の家ってこんな感じかもな。この雰囲気けっこう好きだわ。期待しちゃうな!」と。

でも見た後に思いました。

「キキ、あの頃は良かったね。旅に出たのが失敗だったね。」って。

キキは修業の旅でひどい目に遭います。

りえ(キキ母)の所にいれば良かったよ。良い母そうだったし。

結末がすぐ分かってしまう

キキはアニメ版と同じく修行の旅に出るんだけど、まず動物園でカバが出てきます。

先に結末言っちゃうと、キキがこのカバを助けることが映画のクライマックスになるんだが、「このカバが、後で重要な存在になるんだなぁ」って出てきた瞬間に分かります。

しかも、その重要なはずのカバのCGが、ちゃちいんです。

CG創世期かな?ってぐらい、カバだけ存在が浮いてる。

21世紀だもの、このカバじゃ気になって集中できないよ…

ちなみにジジも、見た瞬間に「ジジ、まじか…」と思うほどCGまるだしで浮きまくり。

そしてその動物園では、飼育員がキキに意地悪な対応をするのだが「この人、あとで良い人になるなぁ」って出てきた瞬間に分かります。

自分で言うのも哀しいけど、私は後の展開とか全然読めない人間です。呑気に見てるからさ。

オソノさん家だけ凝ってる

キキが滞在する街「コリコ」も、街を見つけた時のキキの喜びとは裏腹に、寂しげな雰囲気で違和感を覚えます。

いちおう風車が回ったりはしてて、素敵に見える部分もありますが。

 

まあ、そこがオソノさん家なんだけど。

 

コリコに来てからは、オソノさんこと尾野真千子とやり取りがあったり、街のクリーニング屋に吉田羊がいたりします。

キキに感情移入したくない

気になるキャラクターといえば、トンボですよね。性格悪いだけでガッカリしました。

自分も空を飛びたくて仕方ないからか、会う度にキキにつらく当たるが、その対応の酷さはキキが不憫になるほど。

しかもキキは宅急便の仕事も上手くいかないし、同世代と思われる女の子からは陰湿すぎる意地悪をされます。

キキは空を飛べなくなりますが、この街に来たら大人でも病みますよ。

歌の力で癒される

色々あってつらいキキは、偶然耳にした歌にとてつもなく癒されます。

歌に救いを求めるしかないほど、キキの心が病んでしまってました。

あるとき訪れた屋敷で、その曲の歌い手と出会うのだが、歌手の人が『私はセリフを発してますという話し方なので内容が入ってこない…

どうやら、色々と事情があって歌えなくなったって話みたい。

その歌手が出てきた時「この人、あとで歌えるようになるなぁ。感動のシーンくるなぁ」って、分かります。

こう何度もストーリーが分かると、さすがに「今日に限って私が冴えてんのかな?」って勘違いしそうになりますが、そんなわけはなくて話の展開がバレバレすぎるんです…

最後はカバが病気でピンチになって、キキが嵐の中カバちゃんを医師がいる島へ運ぶという展開に。

仕組みが分からない

嵐のシーンが衝撃的で…簡単に振り返ってみます。

トンボもついてきて、海で嵐に吹かれて、いつしか意地悪だった飼育員もラジオを通して全力応援。

しかし突風が吹き、キキKABAちゃんトンボがピンチ!

 

そこであの大好きな歌が…聴こえてきた…

(歌手復活やっぱりキター)

 

キキを勇気づけたあの歌を、嵐のなか全盛期の小柳ゆきばりに崖の上で熱唱する歌手の姿が。

 

その歌が、遠くを飛んでるキキの耳に届く…

(え、どうして聞こえるの?)

 

島に着いたら医師である浅野忠信が登場して、KABAちゃんは助かりましたけど、意味が分からないままでした。

ラストのキキはジブリ版と同じ感じでしたが、全然違うのでぜひ見てみてください…

あえてジブリ版と比べる

告白すると、感動するはずのシーンで驚きのあまり家族ともども笑いが起きてしまって…そこそこ盛り上がりました。

結局キキが元気になったので、それだけはよかったわ。

こんなにツッコミながら見た映画はなかったので、そこそこ疲労感が残りました。

実は鑑賞してから少し時間が経ってます。見た直後は感想を書く気力がありませんでしたが、思い出すと見ておいてよかったかなと思えます。

「時間が解決するさ」と先人はよく言いますが、本当でした。

出てる人はたぶん何も悪くないんだと思います。

アニメ版と比べたらダメだという意見もありそうですが、どうせなら思いっきり比べてみて、個人的に残念だった点を書いてみます。

  • ニシンのパイとかああいうエピソードがなくて、村八分にあうことでキキが病んじゃってる。
  • 画家のウルスラさんみたいな、キキの成長にとって大事なキャラがいない。
  • 全体的に湿った暗いトーンで、ワクワク感がなかった。

子供の頃から見てきたアニメと同じ原作作品が実写化されるなんて、なかなかないことなので貴重な映画鑑賞でした。

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