超人気ドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフにあたる『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』
あまりにもつまらないと言われていたので、他にも気になっているドラマはたくさんあるし見ようか迷いました。
それでもやっぱり好きなドラマのスピンオフって、気になるから見たくなって。
実際にシーズン3まで見てみたら「不評なのも分かる」と思ってしまいましたw
そんなわけで、今回はどんなドラマなのか本家と比較しながら紹介してみようと思います。
あまり良いことは書いてないので、不快に思われた方がいたらごめんなさい。
先に謝っておきます…見ようか迷っている方の参考にはならないかも…
キャラ紹介などで、少しだけネタバレがあります。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(FWD)の内容

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(以下FWD)は、ウォーキング・デッドのスピンオフドラマです。
2015年から放送が始まりました。
問題を抱えながらロサンゼルスで暮らす家族の目を通し、ウォーカー(ゾンビ)によって世界の終末が訪れる様子をリアルに描く内容です。
FWDは本家ウォーキング・デッドの前日譚とされているので、まだウォーカーもいない世界からスタート。
ちなみにFWDでは、ウォーカーとは呼ばれていません。
シーズン1では、日常からウォーカーだらけの世界にどう変化していくのか?が描かれていきます。
普通の生活が少しずつ変化していく様子は、とてもリアルで緊張感があります。
「じゃあドラマの何が不評なんだい?」と不思議かと思います。
不評な理由はいくつかあると思うのですが、私なりに考えてみました。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッドはつまらない?
スピンオフに足りないもの

本家ウォーキングデッドとの違いは、スピード感の無さとキャラクターに魅力がない部分だと思いました。
違うタイプのドラマにしたかったのかしらとも考えてしまうほど。
ダラダラとしたストーリー展開となぜか問題ばかり起こすキャラクターのため、なかなかドラマに入り込めません。
ウォーカーのいない世界
本家の前日譚ですから、最初のうちはウォーカーが出てきません。
ひそかにいるんだが、誰も気づいていない段階。
まずは、登場人物たちの普通の日常が描かれています。
最初からウォーカーがいて戦いのあるドラマとは全く違うので、シーズン1でスピード感がないのは仕方がないともいえます。
ウォーキングデッドはシーズン1から戦うことに慣れた元保安官が2人もいて、大量のウォーカー軍団に襲われるシーンもあります。
リックが目覚めた時には、既にウォーカーの世界になってますしw
「主人公の目が覚めたら誰もいない」っていうスタートは、めっちゃドキドキしました。
リックが出会う生き残った人のなかには、ウォーカーの存在に慣れていて武器を持ち、既に戦えるようになっている人もたくさんいました。
ハラハラ感やスピード感は、最初からあります。
FWDにも良い部分はある!
FWDでは日常生活の中で、少しずつおかしなことが起きてきます。
「知らぬ間に変化が起きていて、気づいた時にはピンチに陥っている」という描写は緊張感があって、とてもリアルです。
じわじわ危機が迫ってくる場面だけは少しドキドキしました。
それにリックが目覚める前に世界で起きたことは、ウォーキングデッドでも描かれていないので見逃せません。
戦いに慣れていない普通の人たちが初めて追い詰められた時、どう行動して生き残っていくのか?は気になります。
先ほどシーズン1はスピード感がないのは仕方がないと書きましたが、残念ながらシーズン2からスピード感が凄い勢いでさらに失速していきます。
ここから(たぶん)盛り上がってくるぞ!と思ってたので、これは予想外でショックでした…
「サバイバル生活って、実際はこんなものかもしれない」と納得させようとも思いました。
でもキャラクターの行動にイライラが増し、次第に疲労感を感じるようになりました(笑)
不評なのはキャラクターのせい
「FWDはキャラクターに魅力なし」と最初に書きましたが、ドラマをシーズン3まで見たキャラクターの印象を先に言っておきましょう。
性格悪いヤツしか出てこない…
悪口を言いたいわけじゃなくて、本当なんですってば、奥さん!
ウォーキングデッドのキャラは、守らなきゃいけない人のために望んでいないことやツライことも進んでやる人が出てきます。
なかなか自分にはできないかもなーと思いつつ、見ていて応援したくなる。
いろいろな葛藤を抱くキャラに共感する部分もあり、気づいたらドラマの世界に引き込まれていました。
はっきり言って好き嫌いはありますが、キャラそれぞれに個性もあって見ごたえがあります。
それに比べてFWDのキャラは
自分のことしか考えてない(家族すらどうでもよさげ)
誰を不幸にしても自分が得すればOK(に見える)
メインキャラが家族同士ですから、お互いを気にかけているシーンは少しだけあるんですが…
それよりもゲンナリする言葉の方がはるかに多くて冷めてしまいます。
ビックリするような行動をしながら「あなたのためなの」とか「娘のためなんだ」とか、言いまくる。
しかも1人だけじゃなく、あの人もこの人もペラペラと…
しかも実際は自分の思うままに行動しているだけ。
そんなんじゃ、どんなに家族を思ってるようなこと言っても「また言ってるわ」という気分にもなります。
もし自分がウォーカーの世界にいたら
ドラマを見てると、もし自分自身がウォーカーだらけの世界にいたらとか考えます。
ウォーキングデッドの場合、入れてくれるものなら、リックたちの仲間の一員に喜んでなりたいと思えます。
でもFWDのキャラとは
出会いたくない
出会っても関わりたくない
仲間になりたくない
危険でも一人で行動してるほうがマシ
…言いすぎか?
でも、あの人たちといたら絶対に不幸になる!と思えてしまうんです。
マジで恐怖すら覚える時があります。
…言いすぎか(笑)
シーズン1の主要な登場人物(キャラクター)
問題児たちを紹介しちゃう!

キャラクターは他にもいますが、シーズン1はとりあえずこの人たちを押さえておけばOKというキャラだけ簡単に紹介します。
《クラーク家》
物語の中心となる一家。どのキャラも曲者で、残念ながらタフでしぶとい。
マディソン・クラーク
一家の母でシングルマザー。高校で進路指導のカウンセラーをしている。
今のところ最強のウザキャラです。
初めは親ゆえの過干渉かしらと思っていたが、四方八方に実力を発揮。ただのウザキャラだと判明。
ニック・クラーク
マディソンの息子で麻薬中毒。その関係で薬物にやたら詳しい。
更生したかと思いきや…全然ダメな困ったちゃん。
行ったり来たりの迷走息子。
アリシア・クラーク
マディソンの娘でニックの妹。優等生でしっかり者。時に反抗的な態度を取ることもある子。
この家族の中では一番ウザくない。肝が据わってて度胸があるのは確か。
《マナワ家》
こちらも物語の始めからいる一家。
トラヴィス・マナワ
マディソンのボーイフレンドで、高校で英語教師をしている。マディソンの子供たちを気にかけているが、うまくいかない。
悪い人ではないが良い人なのかも分からない、見ててモヤっとするキャラ。
クリストファー(クリス)・マナワ
トラヴィスの息子。父親に対し、かなり反抗的な態度で接している。母親に対しては良い子。
ママっ子で父の全てが気に入らず、逆へ逆へ行動しようとする困ったちゃん。
ライザ・オルティス
トラヴィスの前妻でクリスの母。看護学校に通っている。トラヴィスとはギクシャクして気まずい感じ。
《サラザール家》
理容店を営んでいる普通の一家かと思いきや…
ダニエル・サラザール
理容店を営んでいる。エルサルバドルからの移民。娘も知らない秘密を抱えている。
この人の目が怖いです。正面から歩いて来たら一目散に逃げたい。
オフェリア・サラザール
ダニエルの娘。父の秘密については全く知らずに育つ。
グリセルダ・サラザール
ダニエルの妻でオフェリアの母。良き妻で良き母といった雰囲気のお母さん。
《謎の男》
怪しげな人にはついていっては行けません。ネタバレするから、それしか言えません。
ヴィクター・ストランド
州軍基地に囚われていた、リッチ風だが怪くてよく分からない謎の男。
フィアーザウォーキングデッドを見てよかった理由
まず私がFWDを見て良かった点は、本家TWDの前日譚であるということに尽きます。
どんな風にウォーカーだらけの世界になったのか?は、気になります。
その過程が見れただけでも、とりあえずは見てよかったと個人的には思いました。
さんざん不満を書いておいてどの口が言ってんだ、という感じもしますが。
自分のブログという閉じられた空間で本音がだだ漏れてしまいました。
ドラマの感想を最後にまとめてみます。
- シーズン1はスピード感はないが緊張感はある
- シーズン1はキャラクターにそこまでイライラしない
- シーズン2から盛り上がると期待したらガッカリした
- 次第にキャラの行動に疲れてイライラしてくる
- ウォーキングデッド以前の世界が見られてよかった
これから見る方は、もしかしたら疲労が溜まることもあるかもしれないのでご注意ください(笑)