宇多田ヒカルさんといえば、楽曲制作において作詞・作曲だけじゃなくアレンジやプログラミングまで、全てを自分で行なっているイメージがあります。
SNSでも使用機材を載せているのを見たことがあります。
小袋成彬さんのラジオに出演した時は、使用音源についても話していて興味深かったです!
初期は編曲を他の人に頼むこともあったようですが、2004年以降はほぼ全ての楽曲の編曲やアレンジをご自身で行なっているそう。
そんな宇多田さんですが、過去には海外アーティストとコラボした楽曲があります。
過去のコラボ作品の中には、宇多田さん名義のアルバムに収録されていない曲もあるんですよね。
そんなわけで楽曲を聴く機会がなかった方もいるんじゃないかと思って、まとめてみました。
コラボ相手がどんなアーティストなのかも、ざっくりとですが紹介します!
Blow My Whistle(feat. Foxy Brown)
【DEF JAM’S ラッシュアワー2 サウンドトラック】の1曲として収録されています。
ジャッキー・チェン&クリス・タッカー共演の人気映画のサントラですが、『DEF JAM』とあるようにスペシャルバージョンのサントラです。
もしCDで欲しい方は、ジャケットが違うDef Jamのじゃないバージョンのサントラには宇多田さんの曲は収録されていないので、ご注意ください。
『Blow My Whistle』のプロデュースは、ファレル・ウイリアムスとチャド・ヒューゴの2人からなるNeptunes(ネプチューンズ)
作曲も宇多田さんとネプチューンズの共作なので、なかなか聴けない本当に貴重な楽曲です。
音楽に年齢は関係ないのかもしれませんが、当時まだ10代だったとは思えない歌声を披露しています。
この曲を初めて聴いた時に同世代の私は「ヒカルちゃんって、なんてかっこいいんだ!」と衝撃を受けたことを覚えています。
Foxy Brown(フォクシー・ブラウン)について
フォクシー・ブラウンは、1978年ニューヨーク・ブルックリン出身の女性ラッパー。
1996年に発売されたデビューアルバム『イル・ナ・ナ』は300万枚以上の売り上げを記録しました。
By Your Side
【UNITY アテネオリンピック公式アルバム】というコンピレーションアルバムの中の1曲として収録されています。
このアルバムはオリンピックの公式アルバムというだけあって、参加アーティストが豪華です。
- Avril Lavigne (アヴリル・ラヴィーン)
- Destinys Child (デスティニーズ・チャイルド)
- Sting (スティング)
- Lenny Kravitz (レニー・クラヴィッツ)
- Earth,Wind & Fire (アース・ウィンド・アンド・ファイア)
…など世界的な知名度がある有名アーティストばかり!
『By Your Side』は、Timbaland(ティンバランド)とKiley Dean(カイリー・ディーン)とコラボした曲で、プロデュースはティンバランドです。
カイリー・ディーンは、1982年アメリカ出身の女性歌手。当時はティンバランドの秘蔵っ子といわれていました。
私はこの曲を聴くまで知らなかったんですが、パワフルに歌う部分の声がカッコ良くて痺れました!
宇多田さんの声に包まれながらカイリーさんのアタックが強い声が歌い上げている部分が好きです。繰り返し聴きたくなる曲。
Timbaland(ティンバランド)について
ティンバランドは1971年アメリカ・バージニア州出身。
HIP HOPやR&B系音楽の超大物プロデューサー・ラッパー・ソングライター。
プロデュースした作品は90年代から現代まで多数あり、Aaliyah、Usher、Missy Elliott、Justin Timberlakeなど数えきれないほどのヒット作品があります。
Do You feat. Utada
2007年にNe-Yo(ニーヨ)が、世界各国の女性歌手とデュエットする企画があり宇多田さんとのデュエットが実現しました。
Ne-Yoと宇多田さんは、当時Def Jam(ユニバーサル傘下のレコードレーベル)のレーベルメイトでもありました。
宇多田さんコラボのバージョンは、「NE-YO:ザ・コレクション」にも収録されてます。
Jay-Zやカニエ・ウェストをfearturingした楽曲も収録。
ちなみに同企画でデュエットした他の女性歌手も豪華。
- イギリスは、Natasha Bedingfield(ナターシャ・べディングフィールド)
- アメリカは、Mary・J.Blige(メアリ―・J.ブライジ)
…など。
上記2人は声が凄く魅力的で特に好きです。
こういう企画は珍しい気がするので、他のアーティストもどんどんやってほしい!
『Do You』ではNe-Yoが宇多田さんの歌声に惹かれたことからコラボが実現しただけあって、2人の声の相性がピッタリ。
歌声が重なる部分は鳥肌が立ったわ。
しかも宇多田さんの曲をNe-Yoが聴いたきっかけとして、Jay-Zからの推薦もあったとか。
Ne-Yo(ニーヨ)について
1979年アメリカ・アーカンソー州出身のシンガーソングライター。
お父さんがベーシストで、お母さんがピアニスト。そして家族全員がシンガーという音楽一家らしいです。
Ne-Yoのデビュー前である2004年には、Marioに『Let Me Love You』を楽曲提供して大ヒット。その後はNe-Yo自身のヒット曲も多数ありつつ、他アーティストへの楽曲提供やプロデュース作品も多数あります。
2012年には、Def Jam(デフジャム)から老舗レーベルMotown(モータウン)に移籍しています。モータウンでは重役になり、新人育成を積極的に行なっているようです。
日本の女性アーティストとのコラボといえば、2012年に発売されたアルバム『R.E.D.』の日本盤ボーナストラックでBENIさんともコラボしていました。
ちなみに日本のアニメやマンガも好きで、ドラゴンボール、犬夜叉、NARUTO、デスノートがお気に入りと語っていたこともあります。
とにかく今はアルバムが早く聴きたいな。