【King Gnu】常田大希の愛読書はどんな本?(作家や内容紹介)

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常田大希の愛読書

常田大希さん(King Gnu,millennium parade)が本についてインタビューを受ける記事が読み応えがあり面白かったです。

常田さんが憧れの気持ちを抱く本をテーマに14冊選んでいました。

本棚は外付けハードディスクなんていいますが、愛読書を知るとその人が考え方などが少し垣間見えるような気がします。

選ばれていた本の中には、個人的に昔読んで好きだった本もあって「おおお!」となりました。

個人的に気になる本も多かったので、作者や本の情報をまとめてみました。

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対談・起業論

『音楽』小澤征爾×武満徹

音楽との出会い、恩師カラヤンやストラヴィンスキーのこと、現代音楽の可能性――日本を代表する音楽家二人の鋭い提言。写真多数。

音楽 – amazon

常田さんは、小澤征爾さんが主宰するオーケストラ楽団にチェロ奏者として所属していたことで知られていますが、そこでは武満さんの曲も演奏していたとか。

2人のフランクで軽快な対談を楽しめる本らしいので読んでみたい。

『芸術起業論』村上隆

村上隆さんの世界基準の戦略について書かれた芸術起業論についての本。

常田:芸術とビジネスって、相反する感じがありますよね。でも、芸術と金というのは、どうしたって切っても切り離せないもので。僕は東京藝術大学に通っていたんですけど、アカデミックな場では、芸術と社会の結びつきが重要視されていないし、教えてもくれないように思うんです。でも、芸術と社会って、結局は結びつかないといけない。この本に書かれていることすべてに賛同するわけではないけれど、すごく大事なことを言っているなと思いました。

Interview – Rolling Stone Japan

ジャンルを問わず、自分で作品を作っているアーティストさんは読んでおいて損はなさそう。

村上隆さんはビリー・アイリッシュとコラボしているMVもインパクトがありましたね!

絵・デザイン・写真

『POLLOCK』Leonhard Emmerling

常田:音楽には、コードとかリズムとかいろんな「型」があって、その「型」からは逸脱しにくいんですよね。ジャクソン・ポロックの絵は、音楽には落とし込みにくい自由さがあると思うんです。音楽で言うとフリージャズとかに近い質感があるとは思っているんですけど、こういう自由でアブストラクトな表現に憧れます。King Gnuにも、勢い的には近いところがあるかもしれないけれど、言っても「J-POPのなかで表現する」ということを常々意識しているので。

Interview – Rolling Stone Japan

ジャクソン・ポロックは、アクション・ペインティングという画法で知られる抽象表現主義(ニューヨーク派)を代表する画家。

ポロック 2人だけのアトリエ」(2000年)で生涯が映画化されています。

『Act Of Love : A Visual Dictionary Of Animal Courtship』

動物の求愛行動を集めた、世界でも稀な求愛図鑑『Act of Love』 本書に登場するのは全73種、世界各地に生息する動物たちの求愛行動。時におかしく、時に切なく、生命の神秘とともに、人間も一種の動物であると実感させてくれます。監修は動物の行動生態学・鳥類学の権威である立教大学生命理学科教授 上田恵介氏、元上野動物園園長の小宮輝之氏、サイエンスコミュニケーターの大渕希郷氏。

Act Of Love – amazon

作品ページを見ると右に画像、左に解説という構成の本でした。

専門家による監修もあるので普通に勉強になりそうな内容です。

『ソール・ライターのすべて』Saul Leiter

常田:なんでも当てはめられると思うんですよ。写真家のソール・ライターに関しては、一枚の写真の「枠」の切り取り方がすごく好きなんですけど、彼の写真集を見ながら「音楽にとっての『枠』って、なんだろう?」と考えたり。音楽の「対位法」とは、ひとつの旋律に対して、もうひとつの旋律をどう書くかということなんですけど、それは写真にも当てはめられると思うんですよね。あらゆるものがつながっているし、「デザイン」の意味を広く捉えたら、「音楽をデザインする」とも言えると思います。

Interview – Rolling Stone Japan

ソール・ライターは、アメリカの写真家・画家。

2013年のドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」では、近代アメリカ文学の翻訳で有名な柴田元幸さんが字幕を担当。

『ヒプノシス・アーカイヴズ』Aubrey Powell

アルバム・ジャケットをアートに高めた伝説のデザイン集団、ヒプノシス。
彼らのアーカイヴから発掘されたデザインラフや未発表写真が、
1冊にまとまる──奇跡の作品集、ここに誕生!

ヒプノシス・アーカイヴズ – amazon

デザインチーム、ヒプノシスの作品集。

ジミ・ヘンドリックスやローリング・ストーンズなど総勢65組のアーティストやバンドの写真収録。

超有名な人ばかりなので、洋楽好きな人なら誰でも楽しめそうですね。

メンバーのエッセイや未発表作品も収録された大型本です。

『大贋作展』アーブル美術館

アーブル美術館は館長・藤原晶子と彼女の子ども2人からなるユニット。母の指導の下、2人の子どもがフェルメールやダヴィンチ、ウォーホルからエリザベス・ペイトンといった古今東西の名画の模写をするというのが3人の主な活動。2015年には渋谷パルコミュージアムで個展「大々贋作展」を開催する。話題の親子3人組による古今東西の名画を模倣する冒険。世界で最もキュートでドキドキする贋作作品集。

大贋作展 – amazon

表紙はフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の模写を段ボールに描いたもの。

他にもダヴィンチ、ウォーホル、ゴッホなど世界の名画が模写されているそう。

フリーダ・カーロやクリムトも収録されているみたいなので、ぜひ見たい本です。

『TOILETPAPER』(雑誌)

「TOILETPAPER」は、現代アーティストのマウリツィオ・カテランらが2010年に始めた雑誌。

常田:(中略)挑戦的なビジュアルをポップに落とし込んでいるのが、すごく面白いなと思います。色彩も、質感もいい。雑誌という媒体で、今の時代にフィジカルを出すというのも、いろいろな思いがあってのことなんだろうなと思います。

Interview – Rolling Stone Japan

こちらもPERIMETRONに通じるものがありそうですね。

雑誌は洋書ですがAmazonでいくつか買える号があります。

表紙を見るだけでもインパクトがあり、中身が気になるようなものばかりでした。

小説

『希望の国のエクソダス』村上龍

村上龍作品は「コインロッカー・ベイビーズ」「限りなく透明に近いブルー」なども読んだそう。

常田:(中略)村上龍の小説は、ロック・バンド的というか。「セックス、ドラッグ、ロックンロール」みたいなことを過激に描いていて、特に自分が10代の頃、そういう感じに惹かれていた記憶があります。

Interview – Rolling Stone Japan

村上龍さんの小説は、現代の社会問題に切り込んだ内容から裏側の世界を描いたものまで、ハードな内容の作品も多いですよね。

他には村上春樹作品も読んでいたみたいです。

『砂の女』安部公房

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める部落の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のなかに、人間存在の象徴的な姿を追求した書き下ろし長編。

砂の女 – amazon

想像もつかない設定なはずなのに、読んでいると穴の中の閉塞感に押しつぶされそうになります。

人間の恐ろしさを描くだけでなく、サスペンスな展開が続くので最後まで緊張感が凄かった。

『恐るべき子供たち』Jean Cocteau

14歳のポールは、憧れの生徒ダルジュロスの投げた雪玉で負傷し、友人のジェラールに部屋まで送られる。そこはポールと姉エリザベートの「ふたりだけの部屋」だった。そしてダルジュロスにそっくりの少女、アガートの登場。愛するがゆえに傷つけ合う4人の交友が始まった。

恐るべき子供たち – amazon

その多様な創作活動から”芸術のデパート”と呼ばれたジャン・コクトーの小説。

1950年に映画化

ジャン・コクトーが脚本を担当。

萩尾望都先生の漫画版

小説のコミック化は難しいイメージがありますが、こちらは原作ファンにも評価が高いそう。

『Millennium』Stieg Larsson

洋書版のタイトルで紹介されてました

常田さんは洋書で読んだのだろうか…?

日本語版

作者のStieg Larssonは、スティーグ・ラーソンと読む(ググった)

映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)

映画『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)

マンガ

インタビューでは漫画も紹介されていました。

ー漫画は2冊挙げられていますが、漫画も結構読みますか?

常田:読んでるつもりなんですけど、周りと比べると全然かも(笑)。手塚治虫の漫画は、軽快で面白いですよね。浦沢直樹もそう。手塚治虫の『七色いんこ』は、今読んでも全然面白いです。

Interview – Rolling Stones Japan

浦沢直樹作品はなんとなく好きなのでは、、、と思っていましたが、手塚先生の作品もたくさん読んでそうですね!

『七色いんこ』手塚治虫

『Monster』浦沢直樹

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